
多くのEC担当者が最初につまずきやすいポイントが、「どのECプラットフォームを選べばいいのか」という点です。
自社にとって最適な選択肢は、事業フェーズや運営体制、求めるカスタマイズ性によって変わります。たとえば、スピーディーに立ち上げたいならASP型、独自の仕組みを追求したいならオープンソース型、本格的な規模で運用するならパッケージ型など、それぞれのプラットフォームは異なる強みをもっています。
この記事では、ECプラットフォームの基本的な仕組みから主要サービスの特徴を紹介し、向き・不向きを比較しながらわかりやすく解説します。
ECのプラットフォームとは?

ECプラットフォームとは、インターネット上で商品を販売するための基盤となるサービスです。
ショップのデザインや商品登録、決済、在庫管理、配送手配といったEC運営に欠かせない機能をまとめて提供し、オンライン販売の土台を支える役割を果たします。
例えるなら、設備が一式そろったテナントビルのような状態です。お店の運営に必要なものがあらかじめ用意されているため、基盤づくりに時間とコストがかからず、商品販売に集中できます。
必要な設備が一式そろった建物にそのまま入居する感覚に近いかもしれません。
プログラミングの知識がなくてもショップを形にできるため、個人から企業まで幅広く利用されています。
目的・役割
ECプラットフォームの役割は、オンライン販売を安全かつ効率的に行える環境を整えることです。
主に次のような要素が一体となって提供されています。
- 専門知識がなくてもショップを開設できる環境
- 決済・在庫管理・配送など、販売に必要な機能の集約
- セキュリティや法令対応が整った取引基盤
自社でゼロからECシステムを構築しようとすると、開発コストやセキュリティ対策など多くのリソース負担が発生します。プラットフォームを活用すれば、こうした負担を大幅に削減し、スムーズに事業をスタートできます。
ECプラットフォームの3つの主要機能(フロントエンド/バックエンド/マーケティング)
ECプラットフォームの機能は、大きく以下の3つに分けられます。
- 【フロントエンド機能】
ユーザーが直接見る部分の機能です。商品ページ、カート、決済機能などが該当します。
見やすさや使いやすさが売上に影響を与えるため購入までスムーズに進める設計をすることが大切です。 - 【バックエンド機能】
ECサイトを運営するための管理機能です。在庫管理、注文管理、顧客管理などが該当します。
正しく管理できていないと、在庫切れや発送ミスなどのトラブルにつながるため、運営効率を左右する重要な機能です。 - 【マーケティング機能】
集客やリピート購入を促す機能です。クーポン発行、メルマガ配信、レコメンド機能などが該当します。
新規顧客の獲得や、既存顧客との関係づくりに役立ちます。
ECプラットフォームを選ぶ際は、上記3つの機能がバランスよく備わっているかを確認することが大切です。
ECプラットフォームのメリット・デメリットは?

ECプラットフォームは、オンライン販売に必要な機能がまとまっており、運営の負担を大きく減らしてくれるサービスです。
一方、仕様や料金体系に起因する制約もあるため、利点と注意点の両方を理解したうえで選ぶことが大切です。
メリット
ECプラットフォームの魅力は、専門スキルがなくても販売環境を整えられる点です。システム開発やセキュリティ対策といった高度な領域をサービス側が担ってくれるため、担当者は商品戦略や顧客対応といった本質的な業務に集中できます。また、導入事例や情報が豊富で、ノウハウを吸収しやすいことも心強いポイントです。
専門知識がなくてもはじめられる
ECプラットフォームの大きな利点の一つが、専門エンジニアがいなくてもECサイトを構築できることです。用意されたデザインテンプレートや直感的な管理画面を使って、ページ作成や商品登録、在庫管理といった基本設定をスムーズに進められます。
近年はノーコードツールも進化しており、「技術がないとECサイトは作れない」というハードルは大きく下がりました。はじめてECを担当する方でも、短期間で販売開始まで到達しやすい環境が整っています。
セキュリティ・法令対応が整っている
EC運営では、クレジットカードや個人情報を扱うため、セキュリティ対策が欠かせません。
多くのプラットフォームでは、不正決済対策をはじめとするセキュリティに関する各種対策が標準で備わっています。法令対応やセキュリティアップデートもサービス側が随時更新してくれるため、自社で細かい技術管理を続ける必要がありません。
技術リスクを抑えつつ運営に集中できる点は、大きな安心材料になります。
決済・配送・在庫などを一元管理できる
EC運営には、受注、在庫、配送など複数のフローが関わります。これらが別々のツールにわかれていると、作業が煩雑になり、情報の抜け漏れやミスも起こりがちです。
ECプラットフォームなら、受注から発送までをひとつの環境で管理できるため、業務の可視化が進み、標準化もしやすくなります。運営効率が向上することで、売上拡大の基盤も整っていきます。
サポートや成功事例が豊富
主要なプラットフォームでは、はじめてでも理解しやすいよう、導入ガイドや学習コンテンツ、他店の事例などが豊富に公開されています。公式コミュニティやパートナー企業も充実しており、困ったときに相談できる環境が整っているのも魅力です。
こうした情報を活用することで、トラブルの回避や施策のヒントを得やすくなり、運営スピードを大きく高められます。
デメリット
ECプラットフォームは多機能で便利ですが、万能ではありません。
月額費用や手数料がかかる点、デザインや機能のカスタマイズに制約がある点、サービス仕様に左右されるリスクなど、あらかじめ理解しておきたい注意点もあります。
こうした側面についても、あらかじめ把握しておきましょう。
費用が発生する
ECプラットフォームを利用する際は、多くの場合、月額料金や販売手数料が必要になります。初期費用がかかるサービスもあり、無料プランが用意されている場合でも、機能制限や高めの決済手数料がネックになるケースもあります。
便利さや安全性、運用効率をサービス側が担ってくれる一方、その対価として費用が発生する点は避けられません。事業フェーズに合わせて、ムリのないコスト設計を行うことが大切です。
デザインや機能の自由度に限界がある
ASP型のサービスでは、提供されるテンプレートや標準機能をベースにサイト構築するため、細部までブランドの世界観を表現したい場合に限界を感じることがあります。とくにBASEやSTORESのような手軽なサービスほど、自由度に限界が出やすい傾向があります。
より細かい調整を行うにはHTMLやCSSの知識が必要になることもあり、他社との差別化が難しくなるという声も。「完全オリジナルのデザインにしたい」「独自のUXにこだわりたい」という場合は、プラットフォームの仕様や拡張性を事前にしっかり確認しておく必要があります。
サービスに依存するリスクがある
ECプラットフォームは外部企業のサービス上で運営するため、仕様変更や料金改定、サービス終了など、外的要因の影響を受ける可能性があります。
サーバー障害が起きれば、自社のECサイトも一時的に停止し、販売機会を逃してしまうことも。また、乗り換えや契約解除の際にはデータ移行が手間になるケースもあります。
長期運用を見据え、将来の拡張性やバックアップ方針を含めて検討しておくことが望ましいです。
ECのプラットフォームにはどんな種類があるの?

ECプラットフォームと一口に言っても、自由度やコストは大きく異なり、どれが最適かは、事業のステージや技術リソースによって変化します。
ここでは4つの主要なプラットフォーム方式について、それぞれの特徴と向き・不向きを解説します。
①ASP型
クラウド上でショップを開設でき、サービス側が保守やアップデートを担ってくれる方式です。初期費用が低く、スピード重視でECをはじめたい事業者に適しています。
概要・特徴
ASP型は、クラウド上でECサイトを構築・運用できるサービスです。
契約後すぐに管理画面から商品登録やデザイン調整を行えるため、スピーディに販売を開始できます。システム保守やセキュリティ対応、機能アップデートは提供企業が実施するため、技術的な負担を抑えて運営できる点が大きな特徴です。
代表的なサービス:Shopify、BASE、STORES、イージーマイショップなど
メリット
- 初期費用を抑え、短期間でECサイトを立ち上げられる
- EC初心者・専門知識がなくても使いやすい
- 決済・配送などの必須機能が標準搭載
デメリット
- デザインや機能カスタマイズには限界がある
- 月額費用や決済手数料が継続的に発生する
- サービス側の仕様変更に影響を受ける
向いている人
ASP型は、低コストで早くネットショップをはじめたい個人・小規模事業者に最適です。また、はじめてEC運営を行う担当者や、低コストで市場反応を確かめたいフェーズの事業にも向いています。
手軽さとスピードを優先する場合、最も導入しやすい選択肢です。
②オープンソース型
ソースコードが公開されており、自由にシステムを構築・改良できる方式です。独自性や高い拡張性を求める事業者向けです。
概要・特徴
オープンソース型は、無料公開されたECシステムを自社サーバーに導入し、自由にカスタマイズできる仕組みです。デザインや機能の追加・変更が自在で、柔軟な拡張が可能です。
代表的なサービス:EC-CUBEやWelcartなど
メリット
- 自由度が高い
- 独自機能やデザインを反映できる
- 外部連携や高度なUI/UXなど、制限の少ない構築が可能
- システムを自社で完全にコントロール可能
デメリット
- 専門知識や開発スキルが必要
- セキュリティ対策やアップデートも自社で行う必要がある
- 初期構築に時間がかかる
向いている人
エンジニアチームをもつ企業や、ブランド独自の体験価値を重視する中〜大規模ECに適しています。
一般的なテンプレートでは物足りず、唯一無二のECサイトに育てたい場合に選ばれる選択肢です。
③パッケージ型
ソフトウェアを購入(またはライセンス契約)し、自社環境で運用する方式です。大規模ECや高度なシステム連携を求める企業に採用されています。
概要・特徴
パッケージ型は、専用ソフトウェアを導入し、自社サーバーで運用する形式です。ECシステムを自社仕様に深くカスタマイズでき、独自のデータ基盤や基幹システムとも連携できる点が強みです。
代表的なサービス:ecbeingやW2 Unified、EC-ORANGEなど
メリット
- 機能拡張やシステム連携が柔軟
- 大規模トラフィックや複雑な商品構成にも対応可能
- 安定性・信頼性の追求など、エンタープライズ要件にも耐える
デメリット
- 導入時の初期費用・開発費が高額
- 導入期間も長期化しやすく、運用に技術的なリソースが不可欠
- アップデート対応が手動になるケースも
向いている人
パッケージ型は長期的にEC事業を育てたい大規模運営企業や、基幹システム・物流などとの高度な連携を必要とする企業に向いています。
社内の技術体制が整い、戦略的に投資できる法人向きの方式です。
④モール型
楽天市場やAmazonなど、大型ECモール内に出店する方式です。大手モールの集客力を活かし、短期間で顧客獲得を目指せます。
概要・特徴
モール型は、既存のECモールにショップとして出店します。モール全体の集客力を活用できるため、独自ECサイトよりも短期間で売上につながりやすいモデルです。
一方で、デザインや顧客体験の自由度は限定される傾向があります。
メリット
- 集客力が非常に強く、売上を早期に作れる
- ショップ構築が簡単
- 広告施策やサポート体制も整っている
- モールブランドによって信頼性が高い
デメリット
- 出店料や販売手数料が高く、利益率が圧迫される
- 顧客データがモールに帰属するため、自社顧客として育てにくい
- デザインや価格戦略に制約がある
向いている人
短期間で売上を作りたい事業者や、集客面に自信のないスタートアップフェーズに適しています。
まず市場の反応をテストし、その後に自社EC構築へ展開するハイブリッド戦略も有効です。
ECプラットフォーム4種類の比較
多様なECプラットフォームがある中で、自社に合っている種類はどれなのか、迷ってしまう方もいるかもしれません。
ここでは、種類ごとにどのような違いがあるのかを詳しく解説します。
比較表(初期費用/月額費用/開設までの期間/カスタマイズ自由度/初心者向け度)
ECプラットフォームの4つのタイプを、5つの軸で比べた表が、以下となります。
| 種類 | 初期費用 | 月額費用 | 開設までの期間 | カスタマイズ自由度 | 初心者向け度 |
|---|---|---|---|---|---|
| ASP型 | 無料〜数万円 | 無料〜数千円 | 最短即日〜数週間 | 一部可能 | 始めやすい |
| オープンソース型 | 100万〜数千万円 | 数万円〜数十万円 | 数ヶ月 | 高い | 専門知識が必要 |
| パッケージ型 | 100万〜数百万円 | 数万円〜数十万円 | 半年〜1年 | 高い | 導入サポートが必要 |
| モール型 | 無料〜数万円 | 数千円〜十数万円 | 1〜2週間 | 低い | 比較的始めやすい |
費用だけを見るとASP型やモール型は始めやすいように見えますが、将来的に機能を追加したり独自の販売施策を施したりする場合は、カスタマイズ性も重要な判断材料になります。
反対に、最初から大規模なシステムを導入すると、コストや運用にかかる手間が負担になる可能性があるため注意が必要です。
そのため、ECプラットフォームを選ぶ際は「今すぐ始めやすいか」だけでなく、「将来的にどのようなEC運営を目指すのか」まで見据えて比較することが大切です。
これからECを始めるなら「ASP型」がおすすめ
これからネットショップを始める方には「ASP型」をおすすめします。理由はシンプルで、コスト・使いやすさ・自由度の3点がバランスよく揃っているためです。
オープンソース型やパッケージ型は自由度が高いものの、立ち上げにかかる費用が高く運用の手間がかかり、プログラミングを理解している人材も必要になります。まだ売上が立っていない段階で、初期投資の負担が大きいことはリスクになるでしょう。
モール型は集客力が魅力ですが、出店料や手数料が継続的にかかり続け、自分のブランドのファンを育てにくい構造といえます。
ASP型なら、まずは月額無料プランから始めて、売上が伸びてきたタイミングで上位プランへ切り替えるなど、段階的に拡張していくことができます。「小さく始めて、軌道に乗ったら広げる」という、無理のないスタートが切れるでしょう。
ASP型ECプラットフォームを選ぶ4つの理由
ASP型をおすすめする理由には、主に以下の4つがあります。
- ①低コストで開始できる
- ②セキュリティ・決済機能が標準搭載
- ③開設までのスピードが早い(最短即日)
- ④運用負荷が低く本業に集中できる
導入後に後悔することのないよう、詳しく見ていきましょう。
①低コストで開始できる
ASP型ECプラットフォームは、安く始められる点が魅力です。月額無料から数千円のプランを用意しているサービスが多く、初期費用も無料から数万円程度です。
従来、ECを構築するには、サーバーやドメイン、システム開発などで数十万円以上の初期投資がかかっていました。ASP型では、ECサイト運営に必要な機能がサービス側に備わっているため、自社で一から開発環境を整える必要はありません。
初期費用を抑えながらEC運営を始められるため、小規模事業者やスモールスタートから始めたい企業に適している選択肢です。
②セキュリティ・決済機能が標準搭載
ネットショップ運営では、決済機能とセキュリティ対策が重要です。ASP型では標準搭載されているサービスが多いため、別のサービスと契約する手間がかかりません。
たとえば、ASP型ECプラットフォームでは、次のような機能・対策に対応しているサービスがあります。
- クレジットカード決済をはじめとした複数の支払い方法
- PCI DSSなど、カード情報を扱うためのセキュリティ基準
- 3Dセキュアなど、カード本人認証のしくみ
- 不正利用やチャージバックへの対策
- 決済機能の導入に必要な審査・設定のサポート
不正利用やチャージバックとは、第三者による不正なカード利用や、カード会社から売上代金が取り消されるトラブルを指します。サービス会社の機能やサポートを活用しながら、リスク対策の負担を軽減できます。
③開設までのスピードが早い(最短即日)
早くネットショップを立ち上げたい方にとって魅力的な点が、ASP型の開設スピードです。サービスによっては、登録から最短即日〜数週間でショップを公開できます。
オープンソース型やパッケージ型では、サーバーの準備、ドメイン取得、システム開発、テスト運用といった工程を踏むため、開設まで数ヶ月以上かかることも珍しくありません。その点、ASP型はサービス会社がすでにEC運営に必要なシステム環境を整えてくれているので、利用者は商品登録やデザインの調整といった準備を進められます。
新商品の発売やキャンペーンに合わせて迅速にショップを立ち上げたいときや、市場の反応を見ながらまずは小さく始めたいときに、ASP型のスピード感は大きな武器になるでしょう。
④運用負荷が低く本業に集中できる
ASP型では、サーバー管理・セキュリティ更新・データのバックアップといった運用作業を、サービス会社が代行してくれます。そのため、運営者は商品企画・販促・顧客対応など、売上に直結する業務に時間を使える点がメリットです。
オープンソース型では、サーバーの監視やセキュリティ対策、定期的なバックアップなどを自分で行う必要があり、専任の担当者や外部の協力会社が欠かせません。
ASP型なら、技術的な作業から解放されるので、少人数の体制でも無理なく運営できるでしょう。
おすすめのECプラットフォーム9選
①イージーマイショップ

引用元: https://www.easy-myshop.jp/
イージーマイショップは、テンプレートの自由度と管理画面のわかりやすさに定評がある国内発のECプラットフォームです。操作画面がわかりやすく、専門的な知識がなくても本格的なネットショップを立ち上げられるのが魅力です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プラットフォーム | ASP型 |
| 初期費用 | 0円 |
| 月額費用 | 無料プラン:0円 スタンダードプラン:3,900円 カートプラン:2,900円 プロフェッショナルプラン:8,700円 ※12カ月契約の場合 |
| 販売・決済 | 無料プラン:5%+40円/件 有料プラン:3.57% |
ー こんな人におすすめ ー
- 初心者でも本格的なECサイトを開設したい
- 最短即日でスピーディーにショップを立ち上げたい
- 決済の安全性も重視したい
月額0円から始められるプランもあるため、「まずは小さくEC運営をスタートしたい」という事業者にも向いています。条件が整えば最短即日でショップを開設でき、導入までのスピード感も強みのひとつです。
また、3Dセキュア2.0に標準対応しているため、第三者によるクレジットカードの不正利用のリスクを軽減しながら、クレジットカード決済を導入できます。サポートサイト『おたすけマイショップ』では、使い方やカスタマイズ方法まで質問できるため、EC運営に不安がある場合でも、相談しながら導入を進められるでしょう。
②Shopify

引用元: https://www.shopify.com/jp
Shopifyは世界的に利用されるECプラットフォームで、デザインテンプレートやアプリ拡張が非常に豊富です。国際販売やオムニチャネル対応にも強く、D2Cブランドを中心に多くの企業で採用が進んでいます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プラットフォーム | ASP型 |
| 初期費用 | 0円 |
| 月額費用 | basic:3,650円 Grow:10,100円 Advanced:44,000円 Plus:$2,300〜 |
| 販売・決済手数料 | Shopifyペイメント利用時:3.4%〜(プランによって異なる) 外部決済は追加手数料あり |
ー こんな人におすすめ ー
- D2Cブランドや独自ブランドを立ち上げたい
- 越境ECや多言語対応を視野に入れている
- 運用をはじめながら段階的にカスタムしたい
Shopify最大の魅力は、初心者でもはじめやすい操作性と、成長に合わせて高度な拡張ができる拡張性です。越境ECやサブスクリプション、実店舗連携など、多様な販売戦略に対応できるため、スタートアップから大規模運用までカバーできます。
③BASE

引用元: https://thebase.com/
BASEは、簡単かつ無料ではじめられることが最大の特徴です。テンプレート選択と簡単な設定だけでストアを立ち上げられ、商品登録や受注管理も直感的に行えます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プラットフォーム | ASP型 |
| 初期費用 | 0円 |
| 月額費用 | スタンダードプラン:0円 グロースプラン:16,580円 |
| 販売・決済手数料 | スタンダードプラン:売上に対し一律6.6%+40円 グロースプラン:2.9% |
ー こんな人におすすめ ー
- 副業や趣味レベルではじめたい
- 初期投資を抑えたい個人・スモール事業者
- 無料でまずは試し、反応が見えたら拡張したい
初期費用が不要で固定費もかからないため、ECを試してみたい段階や、まずはリスクを抑えて販売をはじめたい場合に適しています。操作性もシンプルで、小規模なショップに向けた機能が充実しており、運営ハードルの低さが魅力です。
④Magento

引用元: https://magento-opensource.com/
Magentoは、世界的なオープンソースのECプラットフォームです。高い柔軟性と拡張性があり、大規模なカスタマイズや複雑な商品管理に対応できます。多通貨・多言語対応が得意で、越境ECにも強みがあります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プラットフォーム | オープンソース型 |
| 初期費用 | 0円 |
| 月額費用 | 0円 |
| 販売・決済手数料 | 0円(決済サービス利用時は別途) |
ー こんな人におすすめ ー
- 越境ECや多国語対応を前提としている
- 大規模EC事業者・D2Cブランド
- 自由度の高いECシステムを構築し、独自機能を実装したい
機能を自由に構築できるため、グローバル展開を前提としたブランドや、大規模ECに求められる高度な要件に応えられる点が魅力です。世界中に開発者コミュニティや技術ノウハウが存在し、技術リソースを確保できる企業にとっては強力な選択肢となります。
⑤EC-CUBE(イーシーキューブ)

EC-CUBEは、日本発のオープンソースECプラットフォームです。国内向けECに必要な機能が標準でそろっており、国内に合わせた拡張がしやすい点が特徴です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プラットフォーム | オープンソース型 |
| 初期費用 | 0円 |
| 月額費用 | 0円 |
| 販売・決済手数料 | 0円(決済サービス利用時は別途) |
ー こんな人におすすめ ー
- 国内市場に特化したEC事業を展開している
- ブランド独自の体験価値を構築したい
- 自社の成長に合わせて柔軟に機能拡張したい中~大規模事業者
国産プラットフォームのため、日本市場のニーズに沿った開発がしやすい点が強みです。UI・UXや受発注フロー、配送設定など、日本企業の標準業務に対応しやすく、柔軟に機能を追加できるため、中規模〜大規模ECサイトの構築に適しています。
⑥Welcart

Welcartは、WordPress上で動作する日本製のECカートプラグインです。WordPressの柔軟なCMS機能を活かしつつ、EC機能を追加できる点が特徴で、メディアとECを組み合わせた運用が可能です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プラットフォーム | オープンソース型 |
| 初期費用 | 0円 |
| 月額費用 | 0円 |
| 販売・決済手数料 | 0円(決済サービス利用時は別途) |
ー こんな人におすすめ ー
- WordPressを使ったサイト運営に慣れている
- メディア+ECの組み合わせでブランドを育てたい
- 既存サイトを活かしつつEC展開したい中小規模の事業者
コンテンツマーケティングを重視するEC事業との相性が良く、サイト全体の情報設計やブランドストーリーを丁寧に構築したい場合に強みを発揮します。WordPressをすでに活用している企業や、既存サイトにEC機能を自然に追加したい場合に最適です。
⑦ecbeing

ecbeingは、大規模ECに特化した国産パッケージ型プラットフォームです。高い拡張性と安定性を備え、複雑な運営フローにも対応できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プラットフォーム | パッケージ型 |
| 初期費用 | 要問い合わせ |
| 月額費用 | 要問い合わせ |
| 販売・決済手数料 | 要問い合わせ |
ー こんな人におすすめ ー
- 大規模ECを展開している
- 自社物流・基幹システムとの連携が必須
- まとまった投資をして長期的なEC戦略を進める企業
大手企業や成長企業のEC基盤として長年採用されており、信頼性と実績があります。大規模トラフィックや多拠点運用、オムニチャネル対応など、企業の長期戦略に合わせて柔軟に構築できる点が強みで、「安全かつ強固なEC基盤を築きたい」事業者に向いています。
⑧W2 Unified

引用元:https://www.w2solution.co.jp/w2_unified_commerce/
W2 Unifiedは多機能で拡張性の高い国産パッケージ型プラットフォームです。D2C、定期購入、オムニチャネル、CRMなど、マーケティング領域の機能が豊富で、成長フェーズのブランドや大規模企業に適した設計となっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プラットフォーム | パッケージ型(クラウド提供もあり) |
| 初期費用 | 要問い合わせ |
| 月額費用 | 要問い合わせ |
| 販売・決済手数料 | 要問い合わせ |
ー こんな人におすすめ ー
- 定期販売・D2Cブランドを成長させたい
- オムニチャネル戦略を推進している
- 顧客体験とCRM強化を重要視する中〜大規模企業
顧客体験の一貫性を重視し、EC・店舗・カスタマーサポート・CRMを統合した運用が可能です。とくに、サブスクリプション機能や顧客分析機能など、売上とLTVを伸ばすための仕組みが充実している点は、ブランド成長にとって大きな武器になります。
⑨楽天市場

引用元:https://www.rakuten.co.jp/
楽天市場は、日本最大級のECモールで、強力な集客力を誇ります。モール内での検索流通と広告施策により、独自ECよりも早期にトラフィックと売上を獲得しやすい点が特徴です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プラットフォーム | モール型 |
| 初期費用 | 60,000円 |
| 月額費用 | 25,000円〜 |
| 販売・決済手数料 | 2.0%~+その他(要問い合わせ) |
ー こんな人におすすめ ー
- 早期に売上を確保したい
- 自社集客のリソースが限られている
- 市場テストを行いながら、後に自社ECへ展開したい
すでに購買意欲の高い顧客が集まる環境に出店できるため、スタートアップ段階でも売上チャンスを掴みやすくなります。出店サポートや運営ノウハウ、楽天経済圏のポイント施策との連携など、販売活動を後押しする仕組みも整っています。
ECプラットフォーム選びで失敗しない5つのチェックポイント
ECプラットフォームを選ぶときは、自社の運用方法や販売目的にあった使い方ができるかを、導入前にしっかり見極めることが大切です。
ここでは、失敗を避けるためにチェックしておきたい5つのポイントを紹介します。
- ①予算(初期費用・月額・手数料)総額の試算
- ②必要な機能の洗い出しと過不足の確認
- ③決済・物流・カスタマーサポート連携の充実度
- ④サポート体制と運用フェーズの伴走
- ⑤将来の事業規模拡大への対応性
それぞれのポイントを、詳しく見ていきましょう。
① 予算(初期費用・月額・手数料)総額の試算
サービス選びをするときにあらかじめ確認しておきたいことが、予算の総額です。
初期費用、月額費用、決済手数料、カスタマイズ費用などを足し合わせて、年間でどれくらいかかるのか見積もっておきましょう。月額費用が安く見えても、決済手数料や売上に応じた手数料が高めに設定されていると、売上が伸びるほどトータルコストが大きくなってしまいます。
一方で、初期費用が高くても月額や手数料が低ければ、継続することで割安になる場合もあるでしょう。試算するときは、いまの売上だけでなく、1年後、3年後の売上目標も加味して計算することをおすすめします。
②必要な機能の洗い出しと過不足の確認
自分のショップに必要な機能を、あらかじめ書き出しておくことも大切です。
在庫管理、予約販売、定期購入、会員ランク機能、サブスクなど、扱う商品や販売スタイルによって必要な機能は異なります。高機能なサービスほど月額費用も高くなる傾向があるため、使わない機能のために余計なお金を払うのは避けたいところです。
とはいえ、必要な機能が足りないサービスを選ぶと、後から別のサービスをつなげたりカスタマイズしたりと、結局コストがかさんでしまいます。いま必要な機能だけでなく、将来必要になりそうな機能も含めて整理しておくことが大切です。
③決済・物流・カスタマーサポート連携の充実度
EC運営の効率を大きく左右するのが、決済・物流・顧客対応などの周辺機能との連携です。このような機能が最初から組み込まれているか、もしくは主要な外部サービスとスムーズに連携できるかチェックしましょう。
決済では、クレジットカード・コンビニ決済・キャリア決済・QR決済など、顧客が使いたい支払い方法をひと通りカバーできるかが重要です。物流面では、配送業者との連携や倉庫管理システムと連携できれば、出荷作業が容易に行えます。
顧客対応の面では、問い合わせ管理ツールやチャットボットと連携できるかも見ておきたいポイントです。周辺機能との連携が充実しているほど、日々の運営にかかる時間を減らせます。
④サポート体制と運用フェーズの伴走
導入したあと頼りになるのが、サービス会社のサポート体制です。最初の設定だけでなく、運営が始まってからも継続的に相談に乗ってくれるかどうかを確認しておきましょう。
具体的には、電話・メール・チャットなど複数の問い合わせ窓口があるか、対応時間は十分か、トラブル時にどれくらい早く対応してくれるかなどをチェックします。
特に、社内にEC専任の担当者がいない場合や、初めてネットショップを運営する場合は、サポートの厚さが運営のしやすさにつながります。導入実績や口コミも参考にしながら、信頼できるサービス会社を選びましょう。
⑤将来の事業規模拡大への対応性
EC事業は、成長するにつれて必要な機能や処理量が変わっていきます。導入時点の規模だけで判断せず、将来的な売上拡大や取扱商品数の増加にも対応できるサービスを選ぶことが大切です。
具体的には、次のような点を確認しておきましょう。
- 上位プランへ段階的に切り替えられるか
- APIを使って外部システムと連携できるか
- 海外展開を見据えた多言語・多通貨対応があるか
- 商品数やアクセス数が増えても安定して運用できるか
- 将来的に必要な機能を追加できるか
拡張性の乏しいサービスを選んでしまうと、事業が成長したタイミングで別のサービスへ乗り換える必要が出てくるかもしれません。長く使えるサービスを選ぶことで、ECサイトを継続的に改善しながら、自社の資産として育てていけるでしょう。
ECプラットフォームに関するよくあるご質問
ECプラットフォームの導入を検討する前に、さまざまな疑問が出てくることもあるでしょう。
ここでは、よくある質問について解説していきます。
Q1.ASP型と他タイプの違いは何ですか?
ASP型は、サービス会社が用意するクラウドのしくみを月額制で借りる形態で、低コストかつ短期間で開設できる手軽さが特徴です。
オープンソース型はプログラムを自分のサーバーに入れて使うタイプで自由度が高く、パッケージ型は大規模ECに向いた高機能サービスとなっています。モール型は既存のネット商店街への出店形態で、集客力に強みがあります。
Q2.ECプラットフォームの費用総額は?
費用の総額は、主に「初期費用」「月額費用」「決済手数料」の3つで決まります。ASP型は、初期費用は無料〜数万円、月額費用は無料〜数千円、手数料3〜5%程度が一般的です。
オープンソース型は、初期費用で100万〜数千万円、月額費用で数万円〜数十万円程度かかります。パッケージ型は初期費用で100万〜数百万円、月額数万円〜数十万円と、規模に応じて費用も大きくなります。
Q3.途中で他のサービスに乗り換え可能?
他のサービスへの乗り換えはできますが、商品データや顧客データの移行作業、サイトの作り直しに手間がかかります。
サービスによっては移行サポートを用意しているところもあるので、負担を抑えたい方は事前に確認しましょう。最初から「乗り換えしやすさ」も意識して選ぶと安心です。
Q4.個人事業主でも利用できますか?
個人事業主でも使えるECプラットフォームは多数あります。
イージーマイショップ、BASE、STORESなどは、個人で利用しやすい無料プランを用意しており、リスクなくネットショップ運営を始められます。法人化する前に、スモールスタートで始める場合にも向くでしょう。
Q5.越境ECに対応できますか?
海外向けの販売を考えているなら、多言語・多通貨に対応したサービスを選ぶことが大切です。Shopifyは世界中での利用実績があり、海外展開に強みがあります。
これからECを始めるなら「イージーマイショップ」がおすすめ
今回は、ECプラットフォームの基本から4種類の特徴、おすすめサービス9選、選び方のチェックポイントまでわかりやすく紹介しました。これからネットショップを始める方には、低コスト・短期間で開設できて、運用の手間も少ないASP型がおすすめです。
なかでもイージーマイショップは、HTMLが分からなくてもマウス操作でレイアウトを変更でき、簡単にショップを作成できます。月額無料プランから始められ、最短即日での開設も目指せるため、初めてECサイトを作る方にもおすすめのサービスです。
「ネットショップを始めてみたい」「いまのサービスから乗り換えを検討している」という方は、まずはイージーマイショップの公式サイトをのぞいて、自社にふさわしいプランを確認してみてはいかがでしょうか。
イージーマイショップは、アカウント開設から60日間、無料で「スタンダードプラン」をお試しできます。実際の操作感や必要な機能を確認しながら、自社の運用に合うかを見極めてみてください。


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