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【2025年最新版】ECサイトを無料で作成する方法総まとめ!
各種サービスを比較

「ECサイトは本当に無料で作れるの?」という疑問をもつ方は多いでしょう。実際、BASE、STORES、イージーマイショップなどの無料ASPカートを活用すれば、初期費用・月額をかけずにECサイトを公開できます

本記事では、主要な無料ASPを比較しながら「無料プランで利用できる機能」「有料プランでないとできない制限」などを詳しく解説します。

ECサイトを無料で作成する方法①:無料ASPカートを利用する

初期費用・月額ゼロでスタートできる無料ASPカートは、コストを抑えながらECサイトを立ち上げる最短ルートです。まずは無料プランで自社のペースに合わせた運用を始め、売上や商品点数が増えたタイミングでスタンダードプランへ切り替えることで、コスト配分を最適化できます。主要な4サービスを比較すると以下の通りです。

サービス初期/
月額費用
決済手数料主な制限・
注意点
サポート
BASE0円/0円3.6%+40円/件 + 3%(サービス利用料)独自ドメイン不可、データ容量制限問い合わせフォーム
STORES0円/0円5.50~6.50%独自ドメイン不可、アプリ接続数に制限メール・チャット・電話など
イージーマイショップ0円/0円5.0%+40円/件データ容量200MBまで、一部販売機能(セット販売、セールなど)に制限問い合わせフォーム ・メール・「おたすけマイショップ」フォーラム
Cafe240円/0円3.6%〜(決済代行会社による)一部アプリ・独自ドメインは有料/運営者10名超で追加課金問い合わせフォーム

上表のとおり初期・月額は完全無料でも、決済手数料は有料ASPより高めになっています。

月商が 20〜30 万円を超えると、手数料総額が有料プラン(固定月額+低料率)を上回るケースが多いため、売上が伸びたら有料プランへ切り替える前提でコストを最適化しましょう。

BASE(ベイス)

引用元:https://thebase.com/

BASEのスタンダードプランは初期費用・月額ともに無料で、アプリ感覚でデザインを変えられる手軽さが魅力です。売上時のみサービス料3%と決済3.6%+40円がかかるため、月商30万円を超える場合はグロースプラン(月額16,580円)へ切り替えたほうが費用を抑えられます

独自ドメインや細かなHTML編集は有料Appが必要ですが、まずは無料でテスト販売を始めるには適しています。

STORES(ストアーズ)

引用元:https://stores.fun/

STORESのフリープランも月額・販売手数料ともに0円です。スマホだけで商品の登録から発送通知まで完結できる操作性が人気で、30種類以上のテンプレート、CSV一括登録、POS連携といった基本機能を無料で利用でき、メール・チャットサポートも提供されています。

決済料率はカード5.5%・Amazon Pay6.5%とやや高めで、独自ドメインも利用不可です。月商が20万円前後に達したら、月額2,980円・料率3.6%のベーシックプランへ移行するのが費用対効果の分岐点になります。

イージーマイショップ

引用元: https://www.easy-myshop.jp/

イージーマイショップの無料プランは販売手数料に加え、初期費用・月額費用まですべて無料。無料版のサポートは管理画面の問い合わせフォーム(メール)とフォーラムで、抽選販売機能やクーポン、期間限定販売・Instagram連携などの機能も無償で使えます。決済は5.0%+40円/件とやや高めですが、小規模で機能豊富なショップをまずは手軽に試したい事業者には相性がいいサービスです。

無料版は、セールやダイナミックプライシングといった一部販売機能に加え、商品ごとの配送方法変更や会員機能に制限があるため、ショップ自由度を重視する場合は月額3,900円の有料プランへ移行し、制限を解放するステップアップが王道です。

Cafe24

引用元:https://www.cafe24.co.jp/

Cafe24は韓国発のSaaSで、初期・月額・販売手数料すべて0円ながら、多言語・多通貨対応と300種以上のテンプレートを標準装備しています。越境ECを視野に入れるブランドには魅力的です。

一方、国内サポートはメールが中心で設定もやや専門的。日本語管理画面やサポートが一部オプション扱いになる点にも留意が必要ですが、海外展開を見据えてまず低コストで多言語ECを試したい場合に魅力的な選択肢です。

ECサイトを無料で作成する方法②:オープンソースのツールを利用する

無料ASPカートよりも高い拡張性を求めるなら、オープンソースECという選択肢があります。ソフト自体は無償で入手できますが、サーバー費・ドメイン費・保守工数が発生するため「技術と時間を投資できるか」が判断の鍵になります。主要3ツールを簡単に比較すると次のとおりです。

ツール初期・月額費用決済手数料主な制限・注意点サポート
EC-CUBE0円/0円決済サービスに依存バージョンアップの互換性公式フォーラム・有償保守
Magento Open Source0円/0円決済サービスに依存サーバー要件が重いグローバルコミュニティ
Drupal Commerce0円/0円決済サービスに依存日本語情報が少ない海外フォーラム中心

決済手数料は導入する決済サービスに依存し、3〜4%台が一般的です。

EC-CUBE(イーシーキューブ)

引用元:https://www.ec-cube.net/

日本発オープンソースECの代表格で、国産決済や配送モジュールが豊富に揃っています。ライセンスは無償、使うのに費用はかかりませんが、稼働にはクラウドサーバーやVPSサーバーの契約が必要です。

標準でもクーポン・ポイント・定期購入を備えますが、大規模ストア向け機能は有料のプラグイン追加が必要になる場合が多い点に注意が必要です。

公式フォーラムとSlackが無償サポートの中心で、電話・個別保守は開発会社と別契約が基本。アップデートでテンプレートが崩れることがあり、保守コストを自社で吸収できるかが導入可否のポイントです。

Magento Open Source

引用元:https://magento-opensource.com/

Adobe傘下のグローバル標準ECです。多言語・多通貨・B2B価格表などがコアに入っており、複数ストアを一元管理できます。

システム自体は無料ですが、PHP8.3対応の最新版はメモリ8GB以上・Elasticsearch必須などサーバー要件が重く、月1万円超のクラウドを想定したほうがよいでしょう。

世界規模のコミュニティで情報量は多い反面、日本語ドキュメントは比較的少ない点にも注意が必要です。開発体制がある中〜大規模事業者向けと考えると失敗が少ないです。

Drupal Commerce

引用元:https://www.drupal.org/project/commerce

CMSとして有名なDrupalにEC機能を加えるモジュール群です。記事・ブログ・会員制コンテンツと商品販売を同じ画面で管理でき、デジタルと物販を併売したいサイトと相性が良好です。

導入コストはサーバー費のみですが、日本語コミュニティが小さくトラブル時は英語フォーラムが基本になります。機能追加はモジュールで柔軟に行えますが、越境ECや定期課金の本格運用には有料サービスが必要になるケースもある点に注意しましょう。技術リソースはあるが開発費は抑えたいスタートアップに向いた選択肢と言えます。

ECサイトを無料で作成する方法③:WordPress+プラグインで作成する

先ほど紹介したオープンソースECは「専用パッケージ」でしたが、WordPress にプラグインを追加してショップ機能を拡張する方法もあります。

ただし、セキュリティ管理の負担が大きい・攻撃対象になりやすい・機能追加は個別開発か有料アドオン頼みという理由から、基本的には非推奨の手段です。あくまで「どうしても WP ベースがよい」場合の参考としてお読みください。

プラグイン初期/月額費用取扱商品決済手数料主な制限・
注意点
WooCommerce0円/0円物販・デジタルとも可決済サービスに依存日本語向け拡張は有料が多い/保守コスト高
Easy Digital Downloads0円/0円デジタル専用決済サービスに依存物販対応は拡張アドオン必須
Welcart0円/0円物販メイン決済サービスに依存大規模運用はサーバー負荷増

WooCommerceプラグイン

引用元:https://woocommerce.com/

世界シェアNo.1のECプラグインで、インストールするだけで商品管理・カート・決済まで完結します。ライセンスは無料ですが、日本向けに配送・税率を細かく設定するには有料アドオン(数千〜数万円/年)がほぼ必須になります。決済手数料はサービスに依存しますが、デフォルト決済サービスのStripeでは3.6%程度です。

カスタマイズ自由度は高い半面、脆弱性パッチが頻繁に出るためプラグイン・WP 本体を常時アップデートできる体制が大前提です。

Easy Digital Downloadsプラグイン

引用元:https://easydigitaldownloads.com/

デジタルコンテンツ専用に最適化されたプラグインで、ソフトウェア・電子書籍・音源などのファイル販売に対応しています。物販や定期課金、ライセンスキー発行など高度な機能は有料アドオンが必要。

標準の決済サービスはPayPalで、手数料は3.6%+40円です。物理商品を扱う予定がないクリエイター向きですが、拡張にコストと技術が要る点は他のプラグイン同様です。

Welcartプラグイン

引用元:https://www.welcart.com/

日本製プラグインで、標準機能だけでカード・コンビニ決済や配送伝票連携まで対応できます。ライセンスは無料で、公式決済モジュールなら料率 3.2%〜と比較的低コストです。

ただし WordPress本体やPHP 更新による不具合が起きやすく、アクセス増で処理が重くなるケースも。小規模の物販を低予算で試したい場合には手軽ですが、売上が伸びたら専用ASPへの移行を検討したほうが安全です。

ECサイトを無料で作成する方法④:ECモールを活用する

固定費ゼロで集客力を借りたいなら、大手ECモールの無料プランを使う方法があります。楽天市場は初期・月額ともに有料のため本記事では割愛し、月額無料で始められるYahoo!ショッピングとAmazon小口出品プランを比較します。

モール初期/月額費用手数料主な制限・
注意点
サポート
Yahoo!ショッピング0円/0円ストアポイント負担1〜15%+キャンペーン原資負担1%+決済手数料3〜4,48%広告・ポイント負担が利益を圧迫しやすい電話、メール、ノウハウ系ブログコンテンツ
Amazon小口出品プラン0円/0円成約料100円/件+カテゴリー手数料8〜15%月50件以上なら大口(月4,900円)のほうが低コストEメールのみ

Yahoo!ショッピングに出店する

Yahoo!ショッピングは初期費用・月額費用ともに完全無料。売上に応じてストアポイント原資(1〜15%)と決済手数料(3.24%)が徴収される仕組みです。審査は法人・個人事業主いずれも書類提出が必要ですが、難易度は高くありません。

無料で使える管理ツールは充実していますが、ポイント負担が重いため利益率は低下しがち。広告出稿も自己負担なので、薄利多売モデルで回す覚悟が必要です。

Amazonの小口出品プランを利用する

Amazonの小口プランは初期・月額0円で始められ、出品1件ごとに成約料100円+カテゴリー手数料8〜15%が課金されます。審査は本人確認書類と銀行口座の登録だけなので即日出店も可能です。

FBAや広告など拡張機能は利用できますが、月50件以上売れると基本成約料だけで月5,000円を超えるため、大口プラン(月額4,900円)に切り替えたほうが割安になります。在庫が読みにくい新商品のテストには向きますが、売上が伸びたら早めに大口へ移行しましょう。


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