ボリュームディスカウントとは?ECサイト導入のメリット・注意点と実装方法を解説 | イージーマイショップ ECコラム| ECサイトの構築・売上アップ・効率運用のためのノウハウ紹介
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ボリュームディスカウントとは?ECサイト導入のメリット・注意点と実装方法を解説

ボリュームディスカウントとは?ECサイト導入のメリット・注意点と実装方法を解説

ECサイトの売上を伸ばすうえで「客単価をどう引き上げるか」「優良顧客にどうリピート購入してもらうか」は、多くの担当者が抱える共通の課題ではないでしょうか。

その解決策の一つとして注目されているのが「ボリュームディスカウント」です。しかし、「具体的にどのような割引手法なのか」「どんなメリットがあり、どこに注意すべきか」といった疑問をお持ちの方も多いかもしれません。

そこで今回は、ボリュームディスカウントの基本的な仕組みから、料金体系の種類、ECサイトへ導入する際のメリット・注意点までわかりやすく解説します。

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目次
  1. ボリュームディスカウントとは?基本の意味と仕組み
    1. ボリュームディスカウントの定義
    2. 販売側のメリットと購入側のメリット
    3. 類似する割引手法との違い
  2. ボリュームディスカウントの主な料金体系4種類と使用例
    1. 段階制割引(ティア型)
    2. 階層区分割引(ティアード型)
    3. 累積型割引
    4. パッケージ価格・セット割引
  3. ECサイトでボリュームディスカウントを導入する5つのメリット
    1. ①客単価とまとめ買い率の向上
    2. ②在庫回転率と倉庫効率の改善
    3. ③優良顧客の囲い込みとLTV向上
    4. ④BtoB取引における関係強化と長期契約化
    5. ⑤売上・利益のキャッシュフロー安定化
  4. ボリュームディスカウント導入時の4つの注意点
    1. ①利幅の減少と採算性の検証
    2. ②過剰在庫・在庫滞留のリスク
    3. ③既存顧客との価格不公平感
    4. ④独占禁止法・優越的地位濫用への配慮
  5. ボリュームディスカウントを成功させる導入の判断軸
    1. 商材ごとの適性
    2. ターゲット顧客のセグメント設計
    3. 割引率と最低購入数量の設計
  6. ECサイトでボリュームディスカウントを実装する方法
    1. ECカートシステムの「数量割引機能」を使う
    2. クーポン・キャンペーン機能で実現する
    3. BtoB向け会員価格・取引条件設定で実現する
  7. ボリュームディスカウントを導入できるECサイト構築サービス3選
    1. ①イージーマイショップ
    2. ②Shopify
    3. ③makeshop
  8. まとめ

ボリュームディスカウントとは?基本の意味と仕組み

そもそも、ボリュームディスカウントとはどのようなものなのでしょうか。ここでは、以下の3点について解説します。

  • ボリュームディスカウントの定義
  • 販売側のメリットと購入側のメリット
  • 類似する割引手法との違い

ボリュームディスカウントの定義

ボリュームディスカウントとは、商品をまとめて購入した場合に、購入数に応じて単価を安くする価格設定のことです。日本語では「数量割引」「まとめ買い割引」と呼ばれることもあります。

英語の「Volume(大量・容量)」をもとにしていて、「大量購入による割引」という意味合いから名付けられました。

たとえばECサイトでは、「同じ商品を3個以上購入すると5%割引」「10個以上なら10%割引」といった形で設定する方法が一般的です。

これは購入者にとってお得に買えるメリットがあります。また、販売側にとっても1回あたりの購入数を増やせるため、売上の向上につなげられる施策です。

販売側のメリットと購入側のメリット

ボリュームディスカウントは、販売側と購入側のどちらにもメリットがある価格戦略です。

販売側であるEC事業者にとっては、商品1個あたりの利益が少なくなっても、一度に多くの商品を販売できる点がメリットです。 また、まとまった数量を販売できれば、在庫の回転が早くなり、保管コストの削減にもつながります。

さらに、まとめて梱包・発送できるため、注文ごとに個別対応するよりも、作業負担や配送コストを抑えられる点も魅力です。

一方、購入側である消費者や法人顧客は、1個あたりの購入単価が下がり、お得に購入できます。継続的に使う商品ほど、まとめ買いによる節約効果を感じられるでしょう。

類似する割引手法との違い

ボリュームディスカウントと混同されやすい割引手法に、セット割・キャンペーン割引・会員割引などがあります。それぞれの違いを以下の表にまとめました。

割引手法割引の基準主な目的
ボリュームディスカウント購入数量大量購入の促進・客単価向上
セット割指定商品の組み合わせクロスセル・在庫処分
キャンペーン割引期間限定短期の販促
会員割引会員ステータス顧客の囲い込み

ボリュームディスカウントは、数量に応じて割引になるという特徴があります。

なお、似た概念にリベートがあります。リベートは、一定期間の取引実績に応じて、取引後に支払われる還元金のことです。たとえば、「年間で100万円以上購入した場合に、購入額の3%をキャッシュバックする」といった条件が、リベートの典型的な例です。

ボリュームディスカウントの主な料金体系4種類と使用例

ボリュームディスカウントには、主に以下4つの料金体系があります。

  • 段階制割引(ティア型)
  • 階層区分割引(ティアード型)
  • 累積型割引
  • パッケージ価格・セット割引

自社の商材や顧客層に合った方式を選ぶためにも、それぞれについて詳しく見ていきましょう。

段階制割引(ティア型)

段階制割引は、購入数量が一定のしきい値を超えるごとに、注文全体に適用される割引率が変化する方式です。たとえば、「10個以上の購入で5%OFF」と設定している場合、15個購入すると15個すべてに5%OFFが適用されます。    

ECショップでは一般的に採用されている方式で、顧客にとっても「あと数個買えば割引ラインに到達する」とわかりやすいため、購買意欲が高まるという特徴があります。

販売側にとっても、いきなり大幅な値下げをするのではなく、数量に応じて割引率を上げられる割引方法です。

階層区分割引(ティアード型)

階層区分割引は、購入数量を段階ごとに区切り、該当する数量部分にだけ割引を適用する方式です。たとえば、「9個までは通常価格、10個目以降は5%OFF」と設定している場合、15個購入すると9個までは通常価格で、10~15個の6個分に5%OFFが適用されます。

ECサイトでは、日用品や食品、コスメなど、まとめ買いが期待できる商品で採用されることがあります。購入数量が増えるほど割引対象となる数量が増えるため、販売側は利益を確保しながら、購入者にまとめ買いを促しやすい方式です。

累積型割引

累積型割引は、一定期間内の購入金額や購入数量の合計に応じて、割引率が変わる方式です。1回ごとの注文数量ではなく、「1カ月で合計いくら購入したか」「一定期間で合計何個購入したか」といった累計の実績をもとに割引が決まります。

たとえば、「1カ月の累計購入額が3万円を超えると次回5%OFF」「5万円を超えると次回10%OFF」といった形です。1回の購入では条件に届かなくても、期間内に何度か購入することで割引の対象になる方式です。

1回のまとめ買いだけでなく、リピート購入も割引対象にできるという特徴があります。

パッケージ価格・セット割引

パッケージ価格・セット割引は、複数の商品をまとめて販売し、単品で買うよりも合計価格を安くする方式です。

たとえば、「シャンプー・コンディショナー・トリートメントの3点セットで20%OFF」「お菓子の詰め合わせセットを通常価格より安く販売する」といったケースが挙げられます。

コスメや食品、ベビー用品など、関連商品を一度に検討する商品と相性がよい方法です。購入者にとっては、必要な商品をまとめてお得に買えるメリットがあります。

販売側にとっても、単品ではなくセットで購入してもらうことで、客単価アップにつながります。また、新商品をセットに含めれば、まだ購入したことのない商品を試してもらうきっかけにもなるでしょう。

ECサイトでボリュームディスカウントを導入する5つのメリット

ボリュームディスカウントをECサイトに導入するメリットには、主に以下の5つがあります。

  • 客単価とまとめ買い率の向上
  • 在庫回転率と倉庫効率の改善
  • 優良顧客の囲い込みとLTV向上
  • BtoB取引における関係強化と長期契約化
  • 売上・利益のキャッシュフロー安定化

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

①客単価とまとめ買い率の向上

ボリュームディスカウントを採用するメリットは、客単価の向上につながる点です。「あと1個買えば割引が適用される」「次のしきい値まであと少し」という心理が働くことで、顧客が、本来予定していた数量よりも多く購入することがあるでしょう。

結果として、まとめ買い率が上昇し、1回あたりの購入金額が底上げされる効果が得られます。販売側にとっては、広告費や送料などのコストを変えずに購入数量を増やせるため、利益率のアップが期待できます。

②在庫回転率と倉庫効率の改善

ボリュームディスカウントを通じてまとめ売りが増えると、在庫の回転率が上がる点も大きなメリットです。1回の注文で複数個が出荷されるため、倉庫内の保管期間が短縮され、デッドストック化のリスクを抑えられます。

また、梱包・出荷作業も1顧客あたり1回で済むため、ピッキングや梱包にかかる人件費、配送コストの削減も可能です。特に、賞味期限のある食品や、トレンドに左右されやすいアパレル商材では、在庫の早期消化は重要な課題の1つであるため、効果的な施策といえるでしょう。

③優良顧客の囲い込みとLTV向上

ボリュームディスカウントは「優良顧客への囲い込み施策」としても有効です。まとめ買いをする顧客は、商品やブランドへの信頼度が高いロイヤルユーザーである傾向が強いといえます。

ロイヤルユーザーに割引メリットを提供できれば、競合への流出防止としても役立ちます。さらに、累積型割引や会員ランク別割引と組み合わせれば、リピート購入の動機づけが強化され、LTV(顧客生涯価値)の向上にも直結するでしょう。

④BtoB取引における関係強化と長期契約化

ボリュームディスカウントは、取引先との長期的な関係づくりにも役立ちます。

たとえば、「年間の購入数量が一定数を超えた場合に、割引率を上げる」といった条件を設定すれば、購入側は継続して発注するメリットを感じられるでしょう。販売側にとっても、一定の取引量を見込めるため、売上の見通しが立てやすくなります。

取引先と良好な関係を築くことで、供給が安定化し、将来的には新しいビジネスチャンスへと広がることもあるでしょう。

⑤売上・利益のキャッシュフロー安定化

ボリュームディスカウントを活用することで、短期間でまとまった数量の販売が可能になります。商品単価は下がるものの、一度に販売できる数量が増えるため、結果的には売上総額の増加につながるでしょう。

通常価格では少しずつしか売れない商品でも、条件を設けることでまとめ買いを促せます。在庫を早く現金化できれば、資金繰りの改善も期待できます。

EC事業者にとっては、在庫を抱える期間を短くできる点もメリットです。仕入れた商品を早く販売できれば、次の仕入れや販促に資金を回しやすくなり、経営の安定も期待できます。

ボリュームディスカウント導入時の4つの注意点

ボリュームディスカウントには多くのメリットがある一方で、導入にあたって慎重に検討すべきリスクも存在します。ここでは、押さえておきたい注意点を以下の4つに整理して解説します。

  • 利幅の減少と採算性の検証
  • 過剰在庫・在庫滞留のリスク
  • 既存顧客との価格不公平感
  • 独占禁止法・優越的地位濫用への配慮

それぞれの注意点について、詳しく解説します。

①利幅の減少と採算性の検証

ボリュームディスカウントは、まとめ買いを促すために商品単価を下げる施策です。そのため、割引率を高くしすぎると、販売数量が増えても利益が残らなくなる可能性があります。

1個あたりの利益が少なくなった分を、販売数量の増加で補えなければ、売上は増えても利益は減ってしまいます。

そのため、導入前には、商品の原価だけでなく、物流費・梱包費・決済手数料なども含めて、どのくらい売れれば利益が出るのかを確認しておくことが大切です。「何個以上売れれば利益がプラスになるのか」「その数量は現実的に達成できそうか」をあらかじめ試算し、無理のない割引率を設定しましょう。

②過剰在庫・在庫滞留のリスク

ボリュームディスカウントを実施するには、まとめ買いに対応できるだけの在庫を用意しておく必要があります。しかし、需要を読み違えると、大量に仕入れた商品が売れ残り、在庫を抱えるリスクがあります。

特に、賞味期限のある食品や、季節によって売れ行きが変わる商品などは注意が必要です。売れ残りが多ければ、保管コストがかかったり、値下げ販売や廃棄につながったりする可能性があります。

はじめから大量に仕入れるのではなく、小さな数量で試し、反応を見ながら少しずつ拡大していく方法も有効です。

③既存顧客との価格不公平感

ボリュームディスカウントを実施する際は、対象商品や適用条件を分かりやすく案内することが大切です。通常価格で購入した既存顧客が、あとから割引の存在を知ると、不満を感じる可能性があるためです。

たとえば、定価で購入したあとに「まとめ買いなら割引される」と知った場合、「先に知っていれば安く買えたのに」「自分だけ損をした」と感じる人もいるでしょう。

こうした不満が口コミやSNSで広がると、ブランドイメージに影響するおそれもあります。そのため、「○個以上の購入で割引」「対象商品は○○のみ」「○月○日までのキャンペーン」など、条件を明確に示しておくことが重要です。

④独占禁止法・優越的地位濫用への配慮

BtoB取引でボリュームディスカウントを導入する場合は、割引の条件や運用方法に注意が必要です。設定の仕方によっては、「不当廉売」「優越的地位の濫用」とみなされる可能性があります。

競合他社を排除する目的で原価を下回る価格で販売したり、特定の取引先だけに極端な割引を適用したりすると、独占禁止法上の問題につながるおそれがあります。

割引制度を設計する際は、「年間購入額が○万円以上」など、誰が見ても分かる基準を設けることが大切です。条件を明文化し、対象となる顧客に公平に適用できる仕組みにしておきましょう。

また、取引規模が大きい場合や、特定の取引先に個別条件を設定する場合は、事前に弁護士や専門家へ相談しておくと安心です。法令を守ったうえで運用することが、取引先との信頼関係を保つことにもつながります。

ボリュームディスカウントを成功させる導入の判断軸

ボリュームディスカウントを成功させるには、ただ割引を設定するのではなく、自社の商品や顧客層に合っているかを見極めることが大切です。ここでは、検討時に押さえておきたい3つの軸を解説します。

  • 商材ごとの適性
  • ターゲット顧客のセグメント設計
  • 割引率と最低購入数量の設計

それぞれ、詳しく見ていきましょう。

商材ごとの適性

ボリュームディスカウントが向いているかどうかは、商品の特性によって変わります。

相性がよいのは、日用品・食品・サプリメント・事務用品など、繰り返し使う商品です。このような商品は「どうせ使うから多めに買っておきたい」「まとめて買っておくと手間が省ける」と感じることが多いため、まとめ買いを促せる傾向があります。

一方で、高額商品やファッションアイテム、嗜好品のように、1点ずつじっくり選んで購入される商品は向いていません。導入時には、自社の商品が「まとめ買いされやすい商品か」「割引してもブランドイメージを損なわないか」を確認することが大切です。

ターゲット顧客のセグメント設計

ボリュームディスカウントは、誰に向けて実施するのかによって、割引の見せ方や条件を変えることが大切です。

たとえば、一般消費者向けであれば「3個以上で10%OFF」「2点購入で5%OFF」のように、ひと目で分かるシンプルな割引が向いています。一方、法人向けでは「年間購入額が100万円以上で5%OFF」「月間購入数が500個以上で特別価格」といったように、取引量に応じた条件を設定するとよいでしょう。

顧客層ごとに割引条件を分けることで、それぞれの顧客に合ったメリットを伝えやすくなります。導入前には、購入履歴や顧客データを確認し、どの層にどのような割引が響きやすいかを整理しておきましょう。

割引率と最低購入数量の設計

割引率と最低購入数量は、ボリュームディスカウントの成果を左右する重要なポイントです。

割引率を高くしすぎると、販売数量が増えても利益が小さくなる恐れがあります。一方で、割引率が低すぎたり、最低購入数量が多すぎたりすると、購入者にお得感が伝わりません。

そのため、まずは商品の原価や送料、梱包費、決済手数料などを含めて、どのくらいの価格なら利益を確保できるかを確認しましょう。

ECサイトでボリュームディスカウントを実装する方法

ECサイトでボリュームディスカウントを実装するには、主に以下3つのアプローチがあります。

  • ECカートシステムの「数量割引機能」を使う
  • クーポン・キャンペーン機能で実現する
  • BtoB向け会員価格・取引条件設定で実現する

それぞれの方法を、詳しく見ていきましょう。

ECカートシステムの「数量割引機能」を使う

多くのECカートシステムには、ボリュームディスカウントを設定できる「数量割引機能」が用意されています。専門知識がなくても設定可能で、ECサイトでボリュームディスカウントを導入する際によく使われます。

まずは、現在利用しているECカートシステムに数量割引機能があるかを確認してみましょう。

クーポン・キャンペーン機能で実現する

利用中のECカートに数量割引機能がない場合は、クーポン機能やキャンペーン機能を使って、ボリュームディスカウントに近い仕組みをつくる方法があります。

専用の機能を追加しなくても、あらかじめ備わっている機能だけで始められる点がメリットです。実施する際は、商品ページやカート画面で条件を分かりやすく案内し、メルマガやLINEなどでも告知すると効果的です。まずは短期間のキャンペーンとして試し、反応を見ながら本格導入を検討しましょう。

BtoB向け会員価格・取引条件設定で実現する

BtoB向けのECサイトでは、会員ランク別価格や取引先ごとの価格設定機能を使って、ボリュームディスカウントを導入する方法があります。法人顧客ごとに割引条件を登録しておき、ログイン後に自動で割引価格が表示される仕組みです。

BtoC向けの数量割引では、すべての購入者に同じ条件が提示されますが、BtoB向けに導入する場合は、会員別価格や取引先別価格、数量別単価などを個別に設定できるECシステムを選ぶことが大切です。

ボリュームディスカウントを導入できるECサイト構築サービス3選

ボリュームディスカウントを導入するには、対応機能を備えたECサイト構築サービスを選ぶことが大切です。ここでは、導入を検討する際に候補となる以下の3つのサービスを紹介します。

  • イージーマイショップ
  • Shopify
  • makeshop

それぞれのサービスの特徴を、詳しく見ていきましょう。

①イージーマイショップ

イージーマイショップは、ネットショップの作成から販売管理まで対応できるECカートサービスです。有料プランでは、まとめ割引・セット販売機能の利用が可能で、商品ごとに「○個以上で○%OFF」といった数量別の割引価格を設定できます。

管理画面から設定できるため、専門知識がなくてもボリュームディスカウントを導入しやすい点が魅力です。

また、セット販売機能を使えば、複数の商品を組み合わせたパッケージ販売にも対応できます。「シャンプーとトリートメントのセット」「初回限定スターターセット」のように、関連商品をまとめて提案できるため、客単価アップやクロスセルにもつなげられるでしょう。

②Shopify

Shopifyは、世界中で利用されているクラウド型のECプラットフォームです。デザインテーマやアプリが豊富に用意されており、自社の販売スタイルに合わせてECサイトをカスタマイズできます。

標準のディスカウント機能でも、最低購入数量を条件にした割引を設定できますが、購入数量に応じて割引率を変えるボリュームディスカウントを実施する場合は、専用アプリの追加が必要になるケースがあります。

ボリュームディスカウントを実施するには、追加アプリの利用料がかかる場合があるため、Shopify本体の月額費用だけでなく、必要なアプリ費用も含めて確認しておきましょう。

③makeshop

makeshopは、GMOメイクショップ株式会社が提供する国産のECカートサービスです。BtoC・BtoBの両方に対応しており、数量別割引や会員ランク別価格設定など、価格施策に役立つ機能が充実しています。

また、会員ランク別の価格設定にも対応しているため、一般顧客向けのまとめ買い割引だけでなく、法人顧客や優良顧客向けに異なる価格を提示したい場合にも活用できます。

国内事業者向けのサポート体制や決済サービスとの連携も整っているため、まとめ買い施策や法人向け販売を本格化したい事業者にとって、選択肢の1つになるでしょう。

まとめ

ボリュームディスカウントは、購入数量に応じて単価を下げることで、販売側・購入側の双方にメリットをもたらす価格戦略です。段階制割引・階層区分割引・累積型割引・パッケージ価格などの種類があり、自社の商品や顧客層に合った方式を選ぶことが大切です。

導入により、客単価の向上や在庫回転率の改善、優良顧客の囲い込み、BtoB取引の関係強化、資金繰りの改善などが期待できます。一方で、利幅の減少や過剰在庫、価格への不公平感、法令面への配慮も必要です。

ECカートシステムの数量割引機能を活用すれば、ボリュームディスカウントは比較的導入しやすい施策です。イージーマイショップのように、有料プランでボリュームディスカウント機能に対応しているサービスを選べば、スムーズに運用を始められるでしょう。

自社の商品との相性や採算性を見極めながら、売上拡大と顧客満足度の向上につながる形で導入を検討してみてください。