ECサイトの構築費用はいくら?構築方法別の相場と内訳を解説 | イージーマイショップ ECコラム| ECサイトの構築・売上アップ・効率運用のためのノウハウ紹介
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ECサイトの構築費用はいくら?構築方法別の相場と内訳を解説

ECサイトの構築費用はいくら?構築方法別の相場と内訳を解説

ECサイトを構築したいものの「どのくらいの費用がかかるのか分からない」「構築方法が複数あってどれを選ぶべきか判断できない」と悩まれる方も多いのではないでしょうか。

ECサイトは構築方法によって費用や機能、カスタマイズ性などが大きく異なります。そのため自社の事業規模やニーズに合った方法を選ぶことが大切です。

この記事では、構築方法別の相場や費用の内訳、見積もり時の確認ポイントを詳しく解説します。これからECサイトを構築したい方はぜひ参考にしてください。

記事を先読み

  • ECサイトの構築豊富には複数の種類があり、種類によって費用相場は異なる
  • ASP(無料・有料)・クラウドEC・ECパッケージ・オープンソース・フルスクラッチそれぞれのメリット・デメリットとは
  • ECサイトの構築方法を選ぶ際には、事業拡大やリニューアルへの対応可否やサポート内容、セキュリティ対策の内容などを確認する
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  1. 【早見表】ECサイトの構築費用の相場
  2. ECサイトの構築方法別! メリット・デメリット・費用相場
    1. ASP(無料)
    2. ASP(有料)
    3. クラウドEC
    4. ECパッケージ
    5. オープンソース
    6. フルスクラッチ
  3. 【年商規模別】おすすめのECサイト構築方法
    1. 年商100万円未満を目指す場合
    2. 年商100万~1億円を目指す場合
    3. 年商1億~10億円を目指す場合
    4. 年商10億円以上を目指す場合
  4. ECサイトの構築にかかる費用内訳
    1. 初期費用
    2. 月額費用
    3. 見落としやすい費用
  5. ECサイト構築の見積もりを取る際に確認したい5つのこと
    1. ① 見積もりに含まれる作業範囲
    2. ② 公開後の保守費用と対応範囲
    3. ③ 追加開発が発生した場合の費用の考え方
    4. ④ 納期と検収の条件
    5. ⑤ 将来の機能追加や規模拡大に対応できるか
  6. ECサイトの構築費用に活用できる補助金・助成金
  7. 失敗しない!ECサイトの構築に外部サービスを利用する際の注意点
    1. 事業拡大やリニューアルする際に対応できるか
    2. サポートが充実しているか
    3. セキュリティ対策が充実しているか
  8. ECサイトの構築費用に関するよくある質問
    1. Q. ECサイトの構築費用を抑えるにはどの方法がよいですか?
    2. Q. 初期費用0円で始められますか?
    3. Q. 構築費用以外に毎月かかる費用は何ですか?
    4. Q. 制作会社に依頼する場合の相場はいくらですか?
  9. ECサイトの構築費用は総額と公開後の費用まで見て判断しよう

【早見表】ECサイトの構築費用の相場

食品系ECサイト

ECサイトを構築する方法には複数の種類があり、それぞれ費用や機能、カスタマイズ性などが大きく異なります。ECサイトの主な構築方法は、以下の通りです。

  • ASP(無料)
  • ASP(有料)
  • クラウドEC
  • ECパッケージ
  • オープンソース
  • フルスクラッチ

それぞれの費用相場を比較すると、以下のようになります。

構築方法費用相場
(初期費用)
費用相場
(月額費用)
専門知識の必要性カスタマイズ性・拡張性
ASP(無料)0円0円不要低
ASP(有料)約1万~5万円約3,000~1万5,000円不要中
クラウドEC約10万~100万円約数万円不要高
ECパッケージ約50万~300万円約数千~数十万円必要高
オープンソース0円~約10万円~必要高
フルスクラッチ約300万~数千万円約数万~数十万円必要非常に高い

費用が高くなるほど、カスタマイズ性・拡張性は高まる傾向があります。ただし、必ずしも高機能な構築方法が適しているとは限りません。自社の事業規模やニーズに応じて、適した構築方法を選ぶことが大切です。

各サービス単位のさらに詳しい料金比較については、以下の記事で確認できますので、あわせてご覧ください。

ECサイトの構築方法別! メリット・デメリット・費用相場

ECサイトで商品を購入するお客さん

ここからは、代表的なECサイトの構築方法を解説します。概要やメリット・デメリット、費用相場などをまとめているので、自社に適した方法を判断するための参考にしてください。

ASP(無料)

ASPとは、サービス提供会社が用意したシステムをクラウド上で利用し、ECサイトを構築するものです。ECサイトに必要な基本的な機能があらかじめ用意されているため、専門知識がなくても短期間でECサイトを立ち上げられます。

ASPの中には、無料で利用できるものもあります。初期費用や月額費用を抑えてECサイトを構築できるため、個人事業主や小規模事業者がスモールスタートする際に選ぶケースが多いです。

代表的なサービスは以下の通りです。

メリット

ASP(無料)の大きなメリットは、費用を抑えてECサイトを構築できる点です。基本的には初期費用や月額費用がかからないため、初期投資を最小限に抑えたい場合に適しています。

特にEC事業を初めて行う場合や、テスト的に販売を開始したい場合には、リスクを抑えながら運用できるでしょう。固定費が発生しないため、売り上げが安定していない段階でも導入しやすいのが特長です。

デメリット

ASP(無料)は無料で利用できる反面、搭載されている機能が少ない点に注意しましょう。基本的な販売機能は備わっているものの、高度なカスタマイズや独自機能の追加には対応していないケースが多いです。

小規模な事業であれば問題ない場合もありますが、事業が拡大した際に機能不足を感じる可能性があります。例えば、外部システムとの連携や複雑な販売方法を実現したい場合、対応できないかもしれません。

またサポート体制が限定的である点も、デメリットです。問い合わせ方法が限られていたり、対応に時間がかかったりするケースもあるため、運用中に課題が発生した際に解決まで時間を要する可能性があります。

費用相場

ASP(無料)の初期費用や月額費用は0円です。ただし、完全に無料で運用できるわけではなく、売り上げに応じて決済手数料や販売手数料が発生する点には注意が必要です。主な費用の内訳は、以下の通りです。

項目費用相場
初期費用0円
月額費用0円
その他費用決済手数料・販売手数料など

このように、ASP(無料)は「搭載されている機能は少ないものの、低コストで気軽にECサイトを始めたい場合」に適した選択肢の一つです。

なお、無料でECサイトを作成する方法の詳細については、こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

ASP(有料)

ASPには無料と有料のサービスがありますが、有料のものは無料と比べて多彩な機能を利用できる傾向にあります。有料のASPの代表的なサービスは、以下の通りです。

メリット

先述した通り、ASP(有料)は手軽にECサイトを構築できるだけではなく、無料のASPと比べて機能面が充実している点が大きな特長です。利用できる機能はサービスによって異なりますが、例えば以下のような機能が備わっていることがあります。

  • デザインのカスタマイズ機能
  • ポイント制度やクーポン機能
  • オーダーメイド商品の販売機能
  • 定期購入機能
  • セールやダイナミックプライシング機能
  • メルマガ配信機能 など

これらの機能を活用することで、販売手法の幅を広げやすくなるでしょう。また事業規模や状況に応じて複数のプランから適したものを選択できるものもあり、スモールスタートをして段階的に機能を拡張することもできます。

さらに開発を伴わないため、短期間でECサイトを立ち上げられる点も特長です。一般的には、即日から3カ月程度で公開できるケースが多く、スピーディに事業を開始できます。

デメリット

ASPの場合、カスタマイズには一定の制限があります。後述するECパッケージやオープンソース、フルスクラッチと比較すると、独自の機能を自由に追加することが難しいかもしれません。特に外部システムとの連携や特殊な販売フローを実現したい場合には、対応できる範囲が限定されるケースもあります。

サービスによって対応範囲は異なるため「どこまでカスタマイズできるのか」「どのシステムと連携可能か」といった点を、事前に確認しておきましょう。

費用相場

ASP(有料)は、比較的低コストで利用できます。主な費用相場は、以下の通りです。

項目費用相場
初期費用約1万~5万円
月額費用約3,000~1万5,000円
その他費用有料テーマや拡張アプリで数百~数千円/月

このように、ASP(有料)は「コストを抑えながら、短期間で一定水準の機能を備えたECサイトを立ち上げたい企業」に適した選択肢といえます。

有料ASPを利用することで、デザインのカスタマイズや多彩な機能拡張が可能になります。ASPカートの仕組みと代表的なサービスについては、以下の関連記事でも確認できます。

なお、当社の提供する高機能ASP「イージーマイショップ」は、コストを抑えて短期間でECサイトを立ち上げたい方に最適なサービスです。オーダーメイド商品の販売や定期購入機能など、多様な販売手法に対応できる充実した機能を備え、事業の成長に合わせた段階的なプランアップも可能です。

イージーマイショップでは、本来有料のスタンダードプランの多彩な機能を60日間無料でお試しいただけます。実際の使い勝手や豊富な機能をリスクなしでじっくりご確認いただけますので、まずは無料お試しから始めてみてはいかがでしょうか。

クラウドEC

クラウドECとは、クラウド上に構築されたECプラットフォームを利用して、ECサイトを構築・運用するものです。SaaS型と呼ばれることもあります。

サーバーの構築やシステム開発を自社で行う必要がないため、専門知識がなくても導入可能です。導入までの期間は、一般的に3〜6カ月程度です。ASPよりは時間がかかるものの、比較的短期間で一定のカスタマイズ性を持ったECサイトを構築できます。

代表的なサービスは以下の通りです。

クラウドECをはじめとする各システムの違いについては、以下の関連記事にて詳しく解説しています。

メリット

クラウドECは、ASPと比較してカスタマイズ性や拡張性が高い点が特長です。必要に応じて機能を追加したり、既存の機能を変更したりできるため、自社の事業や状況に合わせて柔軟な対応を行えます。

またサービス提供会社がシステムを管理しているので、自動でセキュリティ対策や機能改善に関するアップデートが行われる点もポイントです。自社の運用負担を軽減できるでしょう。

デメリット

クラウドECは、先述したASPよりも費用が高くなる傾向があります。カスタマイズ性や機能の自由度が高い分、初期費用や月額費用がかかりやすいのです。

またサービス提供会社がシステムを管理しているということは、自社で自由にサーバー環境を変更したり、細かな制御を行ったりすることはできません。自社主導でシステムを管理したい場合には不向きです。

費用相場

クラウドECの主な費用相場は、以下の通りです。

項目費用相場
初期費用約10万~100万円
月額費用約数万円
その他費用決済手数料・販売手数料など

利用するサービスや導入内容によっても費用は大きく変動するため、必要な機能や事業規模に応じて検討することが重要です。

クラウドECは「ある程度予算があり、カスタマイズ性と運用のしやすさを両立したい企業」に適した選択肢といえます。

ECパッケージ

ECパッケージとは、ECサイトの構築に必要な基本機能があらかじめ組み込まれたソフトウェアを、自社のサーバーにインストールして利用するものです。クラウド型とは異なり、自社環境で運用する点が特徴です。代表的なサービスは以下の通りです。

ECパッケージを含む各種プラットフォームの比較については、以下の関連記事もあわせてご確認ください。

メリット

ECパッケージのメリットは、クラウドECよりもさらにカスタマイズの自由度が高い点です。自社の業務フローに合わせて、独自機能の開発や細かな仕様変更も行えます。例えば、ECサイトと基幹システムを連携させて、受注処理や在庫管理、顧客管理などの業務効率を向上させることも可能です。

またセキュリティレベルが高い傾向にある他、大規模な開発にも対応できるため、事業規模の大きいECサイトで採用されるケースが多いです。

デメリット

ECパッケージは、初期費用が高額になりやすい点がデメリットです。システムの導入やカスタマイズにコストがかかるため、一定以上の予算が必要になります。また自社サーバーで運用するので、自社でサーバーの保守やメンテナンスを行わなければなりません。そのため社内に専門知識やスキルを持つエンジニアが在籍していなければ、運用が難しくなる可能性があります。

さらにクラウド型のように自動でシステムがアップデートされるわけではないため、定期的に更新作業を行う必要がある点にも注意が必要です。

費用相場

ECパッケージの主な費用相場は、以下の通りです。

項目費用相場
初期費用約50万~300万円
月額費用約数千~数十万円

機能の追加やカスタマイズ内容によっては、追加で費用がかかる可能性もあるので事前に見積もりを取りましょう。

このように、ECパッケージは「一定のコストとリソースが必要であるものの、高いカスタマイズ性とセキュリティを求める企業」に適した選択肢といえます。

オープンソース

オープンソースとは、インターネット上に公開されているソースコードを利用して、自社でECサイトを構築するものです。ソフトウェア自体は基本的に無料で利用できます。

オープンソースを用いた構築の代表例については、以下の関連記事で詳しく紹介しています。

メリット

オープンソースを利用すれば、ソフトウェア自体の費用をかけずにECサイトを構築できます。自社に専門知識やスキルを持った人材がいれば、初期コストを抑えながらECサイトを立ち上げられるでしょう。

また知識やスキルさえあれば、ソースコードを利用して自由にECサイトをカスタマイズできます。独自の機能を追加したりデザインを細かく調整したりして、自社のビジネスに最適化したECサイトを構築可能です。

デメリット

オープンソースを利用する場合、全ての工程を自社で対応する必要があります。ECサイトの構築だけではなく、構築後の運用やセキュリティ対策、トラブル対応まで自社で行わなければなりません。そのため、常に専門知識やスキルを持つ人材を確保しておく必要があります。一定のリソースがかかることを認識しておきましょう。

オープンソースを用いたECサイトの構築を外部の制作会社に依頼することもできますが、その場合は別途開発費が発生します。結果としてコストが高くなるケースもあるため注意が必要です。

費用相場

オープンソースの主な費用相場は、以下の通りです。

項目費用相場
初期費用0円~
月額費用約10万円~(サーバー費用)
その他費用開発費(外注する場合)

一見必要コストが少なく見えますが、開発や運用のコストがかかることを踏まえて検討しましょう。このようにオープンソースは「開発や運用リソースが十分にある企業」に適した方法といえます。

フルスクラッチ

フルスクラッチとは、既存のシステムやパッケージ、ソースコードを利用せず、ゼロからECサイトを開発するものです。完全にオリジナルのシステムを構築できるため、自由度が非常に高いです。

自社のビジネスモデルや業務フローに合わせて設計できるので、大規模なECサイトや独自性の高いECサイトに適しています。

ゼロから作り上げるフルスクラッチ開発の詳細については、以下の関連記事をご覧ください。

メリット

フルスクラッチのメリットは、あらゆる要素を自由に設計できる点です。トップページのデザインや商品表示の方法、レビュー機能の仕様など、細部に至るまで自社のニーズに合わせて構築できます。

ブランドの世界観やターゲット層に合わせて設計できるため、他社との差別化を図りやすい点もポイントです。既存のシステムでは実現できないような独自の販売方法や新たなユーザー体験を提供することもできます。

また基幹システムや販売管理システム、顧客管理システムなどと柔軟に連携できる点も大きな特長です。それぞれのデータや情報を統合させることで、効率的な運用が可能になります。

さらにフルスクラッチでは、機能追加や改善を自社のタイミングで行えるため、運用の自由度も高いです。仕様変更やアップデートのスケジュールをコントロールできる点は、大規模運用においてメリットの一つとなるでしょう。

デメリット

フルスクラッチは開発コストが非常に高額になりやすいです。全てをゼロから開発するため、設計や開発に多くの費用がかかります。

開発期間も長くなる傾向があり、数カ月から1年以上かかるケースが多いです。迅速にECサイトを立ち上げたい場合には不向きでしょう。

費用相場

フルスクラッチの主な費用相場は、以下の通りです。

項目費用相場
初期費用約300万~数千万円
月額費用約数万~数十万円(サーバー費用)
その他費用機能追加に応じた開発費

開発内容によって費用は大きく変動するため、必要な機能を明確にしておくことが重要です。

このようにフルスクラッチは「多くの予算があり期間に余裕を持ちながら、大規模なECサイトを構築したい企業」に適した方法といえます。

【年商規模別】おすすめのECサイト構築方法

ここまでECサイトの構築費用の相場と、それぞれの構築方法の特徴について解説しました。しかし「自社にはどの方法が適しているのか分からない」と感じる方もいるのではないでしょうか。そのような場合は、目標とする年商規模を一つの指標として構築方法を選ぶのがおすすめです。

年商規模によっても必要な機能や運用体制は変わるため、それに適した構築方法を選ぶことで、無駄なコストを抑えながら効率的にECサイトを立ち上げられるでしょう。

年商規模ごとのおすすめの構築方法は、以下の通りです。

  • 100万円未満:ASP
  • 100万~1億円未満:ASP
  • 1億~10億円:クラウドEC・ECパッケージ・オープンソース
  • 10億円以上:ECパッケージ・フルスクラッチ

年商100万円未満を目指す場合

年商100万円未満を目指す場合は、高額な費用をかけてECサイトを構築するよりも、ASPを利用してスモールスタートする方法が適しています。

初期費用や月額費用が少ないため、リスクを抑えながら事業を開始できます。また浮いた費用を広告宣伝や集客施策に回せば、売り上げの拡大を図ることも可能です。

年商100万~1億円を目指す場合

年商100万~1億円を目指す場合は、コストを抑えつつスピーディにECサイトを立ち上げることを優先しましょう。過度な初期投資は避けた方がよいため、ASPの利用がおすすめです。ASPであれば基本的な機能がそろっているだけではなく、短期間で運用を開始できます。

年商1億~10億円を目指す場合

年商1億~10億円を目指す場合は、ある程度売り上げが見込める事業フェーズになることが前提にあります。売り上げの増加に比例して作業量も増えるため、バックオフィス業務の効率化やリピート顧客の獲得施策が欠かせません。受注管理や在庫管理の効率化に加え、CRM(顧客管理)を活用したマーケティング施策などが必要になってくるでしょう。他システムとの連携を視野にいれて、ECサイトを構築することが大切です。

またこの規模になると、ASPではカスタマイズ性や拡張性が十分ではないケースがあります。一方でフルスクラッチを選択すると投資過多になる可能性もあるため、バランスを考慮してクラウドECやECパッケージの利用の検討がおすすめです。クラウドECやECパッケージを利用すれば、必要に応じて柔軟に新たな機能を追加できるでしょう。

なお自社に専門知識や開発スキルを持つ人材がいる場合は、オープンソースを活用するのも方法の一つです。コストを抑えながら柔軟にECサイトを構築できるでしょう。

年商10億円以上を目指す場合

年商10億円以上を目指す場合は、ECサイトを企業の経営戦略の中核を担うシステムとして位置付ける必要があります。独自のオペレーションシステムや、複雑な販売形態に対応するための専用システムを搭載するケースもあるでしょう。またこの規模ではブランドイメージの表現やユーザー体験の最適化も重要です。大量のアクセスや注文に耐えられるシステムの安定性も欠かせません。

そのため、高いカスタマイズ性と拡張性を有したECパッケージやフルスクラッチを採用するのがよいでしょう。

ECサイトの構築にかかる費用内訳

ECサイトの構築にかかる費用は、大きく分けて「初期費用」と「月額費用」に分けられます。それぞれの内訳を理解しておくことで、総コストを正確に把握しやすくなるでしょう。ここからは、それぞれの費用内訳をご紹介します。

構築後にかかるランニングコストの内訳と相場

初期費用

初期費用とは、ECサイトを立ち上げる際に一度だけ発生するコストです。構築方法によってコストは大きく異なり、無料で済む場合もあれば、数百万円以上かかるケースもあります。初期費用の主な内訳は、以下の通りです。

  • 要件定義・設計費
  • ECサイトのデザイン制作費
  • 機能の開発・カスタマイズ費
  • データ移行費
  • 各種設定費用 など

特に独自のデザインや機能を追加する場合は、費用が高くなる傾向があります。そのため、必要な機能と予算のバランスを考えながら構築方法を選ぶことが重要です。

月額費用

月額費用は、ECサイトを運用する中で継続的にかかるコストです。ランニングコストとも呼ばれ、運用期間中は継続的に発生します。月額費用の主な内訳は、以下の通りです。

  • サーバー費用
  • ドメイン費用
  • システム利用料
  • 決済手数料
  • 保守管理費用 など

なお構築方法によって、内訳や金額は異なります。ASPやクラウドECの場合は、月額プラン料金に加えて、売り上げに応じた決済手数料やシステム利用料が発生するケースが多いです。一方で、ECパッケージやオープンソース、フルスクラッチの場合は、サーバー費用や保守費用、追加開発費などが中心となります。

ECサイト公開後に毎月発生する費用の全体像や詳細については、以下の関連記事をご覧ください。

見落としやすい費用

ECサイトの構築時には、初期の見積もりに含まれにくく、後から発生しやすい「見落としがちな費用」が存在します。想定外の出費を防ぐためにも、以下の費用が予算に組み込まれているか事前に確認しておきましょう。

  • 商品画像・原稿の制作費:プロのカメラマンによる撮影や、ライターによる商品説明文の作成費
  • 外部システムとの連携開発費:基幹システムや在庫管理システム、MAツールなどと連携させるための開発費
  • 追加機能の開発費:運用開始後に気づいた必要な機能を後から追加する際にかかる費用
  • 保守・運用の人件費:システム保守だけでなく、受注処理や顧客対応などの日々の運営にかかる人件費
  • データ移行費用:既存サイトから顧客データや商品データを移行する際の作業費

ECサイト構築の見積もりを取る際に確認したい5つのこと

制作会社などの外部にECサイト構築を依頼する場合、提出された見積もり金額だけを見て判断するのは危険です。後々のトラブルを避けるためにも、見積もりを取る際は以下の5つのポイントを必ず確認しましょう。

① 見積もりに含まれる作業範囲

デザイン制作、機能開発、商品登録、データ移行など、どこまでの作業が見積もりに含まれているか明確にしましょう。『ECサイトに必要な機能』を参考に、自社が求める要件が網羅されているか確認が必要です。

② 公開後の保守費用と対応範囲

月額の保守費用に何が含まれているか(サーバー代、障害対応、ちょっとしたテキスト修正など)を確認します。

③ 追加開発が発生した場合の費用の考え方

開発途中で仕様変更や機能追加が生じた際、どのような単価・基準で追加費用が発生するのかを事前にすり合わせておきましょう。

④ 納期と検収の条件

希望するスケジュールで公開できるか、また完成したサイトをどのような基準でチェック(検収)して納品とするかを確認します。

⑤ 将来の機能追加や規模拡大に対応できるか

事業が成長し、アクセス数や商品数が増えた際にもシステムが耐えうるか、容易に機能拡張できるかを確認しておきましょう。

ECサイトの構築費用に活用できる補助金・助成金

ECサイトの構築・リニューアルにはある程度まとまった費用がかかりますが、国や自治体の補助金・助成金を活用することで、初期費用の負担を大幅に軽減できる可能性があります。

代表的な制度として以下のようなものが挙げられます。

  • デジタル化・AI導入補助金(旧:IT導入補助金):中小企業や小規模事業者がITツール(ECサイト構築システムなど)を導入する際の経費の一部を補助する制度です。
  • 小規模事業者持続化補助金:小規模事業者が販路開拓(ECサイトの新規立ち上げなど)に取り組む費用の一部を補助します。
  • 地方自治体の独自制度:各都道府県や市区町村が、地域企業のデジタル化や販路拡大を支援する独自の補助金を設けている場合があります。

対象となる経費(ソフトウェア購入費、クラウド利用料、制作費など)や補助率、上限額は制度によって異なります。また、補助金の金額・要件・公募期間は年度によって変更されるため、具体的な申請手続きの際は必ず各制度の公式サイト(出典元)や自治体のホームページで最新情報を確認してください。

参考:
トップページ | デジタル化・AI導入補助金2026
小規模事業者持続化補助金について
全国自治体支援制度検索/ニッポン移住・交流ナビ JOIN

失敗しない!ECサイトの構築に外部サービスを利用する際の注意点

ECサイトの構築に外部サービスを利用する場合は、費用だけではなく、将来的な運用や拡張性も考慮することが重要です。ここでは、導入前に把握しておくべき主な注意点について解説します。

なお、外部サービスを利用する際は、導入前に実際の管理画面や機能を試してみることをおすすめしています。

イージーマイショップでは、無料アカウントを発行することで、本来有料のスタンダードプランを60日間無料でお試しいただけます。お試し期間終了後は自動的に無料プランへ切り替わるため、勝手に料金が請求される心配はありません。安心して機能をお試しいただけます。詳細については以下の記事もご確認ください。

事業拡大やリニューアルする際に対応できるか

広告や販促活動によってECサイトの認知度が高まり、売り上げが拡大すると、現在の機能では対応しきれなくなる場合があります。その際には機能の追加やデザインの変更、外部システムとの連携などを目的に、ECサイトの拡張やリニューアルを行うこともあるでしょう。

しかしサービスによっては、必要な機能追加や拡張が難しいことがあります。その結果、別のサービスへ移行する必要が生じ、結果的にコストや手間が増えてしまう可能性も。柔軟にプランを変更できるサービスであれば、無駄なコストをかけることなく、事業の状況に合った運用を行えるでしょう。

例えばイージーマイショップでは、無料版・スタンダード・プロフェッショナルといった複数のプランが用意されており、容量や機能を段階的に拡張できます。このようなサービスを選ぶことで、事業の成長に柔軟に対応可能です。

サポートが充実しているか

ECサイトを構築・運用していく中では、不明点やトラブルが発生することがあります。特に初めてECサイトを運用する場合は専門知識が不足していることも多く、対応に手間取ってしまうかもしれません。

社内に専門知識を持つ人材がいれば対応できる場合もありますが、そうではない場合はサポートが充実しているサービスを選ぶことが重要です。

サポート体制を確認する際は、問い合わせ方法や対応範囲に注目しましょう。電話対応が可能か、メールのみなのか、対応時間はどの程度かといった点を確認してください。

またどの範囲までサポートしてもらえるのかも重要です。基本操作のみなのか、運用に関する相談やカスタマイズにも対応しているのかによってもサポートの充実度は変わります。

なおイージーマイショップでは、メールや電話での問い合わせが可能です。店舗運営に関する相談や大規模カスタマイズの相談なども直接スタッフに問い合わせられるため、初めての方でも利用しやすい環境が整っています。

セキュリティ対策が充実しているか

ECサイトでは顧客の個人情報や決済情報を取り扱うため、徹底したセキュリティ対策が欠かせません。万が一、情報漏えいなどのトラブルが発生した場合、顧客や取引先からの信頼を失い、事業が続けられなくなる恐れもあります。また損害賠償請求などの法的トラブルに発展するケースもあるため、事前に十分な対策を講じておくことが大切です。

ECサイトの構築に外部サービスを利用する際には、どのようなセキュリティ対策が実施されているのか、具体的な内容を確認しましょう。

例えばイージーマイショップでは、クレジットカードの不正利用を防止する「3Dセキュア2.0(本人認証サービス)」や、店長ナビへのログインがあった際に通知がくる「ログイン通知機能」といったさまざまなセキュリティ機能が搭載されています。

各サービスが提供しているセキュリティの詳細や、店舗側で気を付けるべきポイントについては、以下の記事もご確認ください。

ECサイトの構築費用に関するよくある質問

Q. ECサイトの構築費用を抑えるにはどの方法がよいですか?

最も構築費用を抑えられるのは「ASP(無料)」を利用する方法です。初期費用と月額費用が0円で始められるため、テストマーケティングやスモールスタートに最適です。ただし、売上に応じた決済手数料などは発生します。

Q. 初期費用0円で始められますか?

はい、可能です。無料のASPサービスを利用すれば初期費用や月額固定費をかけずにECサイトを開設できます。詳細な手順については『ECサイトを無料で作成する方法』をご覧ください。

Q. 構築費用以外に毎月かかる費用は何ですか?

システムの月額利用料のほか、決済手数料(商品が売れた際に決済会社に支払う費用)、サーバー代・ドメイン代、さらに販促のための広告費や保守運用費などが毎月かかります。

Q. 制作会社に依頼する場合の相場はいくらですか?

構築方法やサイトの規模によって大きく異なりますが、有料ASPのカスタマイズであれば30万〜100万円程度、ECパッケージやフルスクラッチ開発になると数百万円〜数千万円の費用がかかるのが一般的です。

ECサイトの構築費用は総額と公開後の費用まで見て判断しよう

ECサイトの構築方法は多岐にわたり、費用やカスタマイズ性が大きく異なります。自社の予算や将来の事業規模を見据えて、最適な手法を見極めることが成功への近道です。

コストを抑えつつ、将来の事業拡大にも柔軟に対応できるシステムをお探しなら、高機能ASP「easy my shop(イージーマイショップ)」を検討してみてはいかがでしょうか。無料プランからスタートし、成長に合わせて容量や機能を段階的に拡張できるため、無駄なコストがかかりません。

また60日無料で有料プラン(スタンダードプラン)を利用できるので、自社のビジネスにフィットするかどうか、お気軽にお試しください。